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fld_lock.gif 2005年12月 「バリアフリー!私の言いたいこと」
投稿日 : 2005/12/01 10:37
投稿者 momoko
参照先 http://bonmomo.de-blog.jp/ra/
リウマチが再発してから日々の暮らしのなかで一番気になったことです。
街、家の中、職場、乗り物などなど、バリアフリーをめざして駅などではエレベーターの設置が徐々に進んでいるけれど、そのあり場所がとんでもない遠くだったりして、かえって利用者に不便なところが多いです。
・・・・本当に障害者の身になって作られたやさしいバリアフリーはなかなか進んでいませんね。それよりも進んでいないのは心のバリアフリーかな。
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件名 一方通行出口なし!
投稿日 : 2005/12/05 16:37
投稿者 三毛子
参照先 http://miquette.la.coocan.jp/
わたしがいつも「ええっ?! これってバリアフリーじゃない」と感じるのは、2004年6月の「公共交通機関の利用」でも書き込みましたが、エスカレーターの問題です。

とにかく全国的にどんなところでも、上りしかないところがとても多いですよね。 本当は両方ないと意味がないと思いますし、片方しか設置しないなら、せめて危険で不安な下りを優先してほしいと思っています。

地下鉄のある駅の出口では、上りで途中まで上がったらそこから上は階段のみ、という個所があります。
わたしの場合は階段でも上がれるのでなんとかなりますが、そうでない場合はこの地点で上へも下へも行けない状況に陥ってしまいますよね。 そこは何もなく呼び出しのインターホンなどもない場所です。
これでは、一方通行出口なし! せめて「ここから上は階段しかありません」と表示しておかないとたいへんなことになると思います。
バリアフリーという観点で作られた施設ではないと思うのですが、階段を上りきったところにはしっかり車椅子マークが貼ってあります。(^^;
階段しかない駅に比べたらましなのかもしれませんが・・・

バリアフリーという点ではエレベーターに軍配があがると思いますし、費用も安いそうですが、そもそもエスカレーターの設置はバリアフリーが目的ではないという話もあります。
でもって、肝心のエレベーターはたいてい
>そのあり場所がとんでもない遠くだったりして、かえって利用者に不便なところが多いです。
ということになっていますよね。 身体が不自由な人は急いでいないという思い込み?(-_-;)
件名 皆の意見を集約する場を・・・
投稿日 : 2005/12/05 23:26
投稿者 おっきぃ
参照先 http://okkie.269g.net/
私の言いたいこと、ですが。

「鹿児島のトイレ情報」をやり始めて以来、リウマチさんだけでなく、高齢者、子供連れの方、車椅子、オストメイト、視覚障害、中には性同一性障害などさまざまなバリアを感じている人たちと知り合うことができました。

いろんな方たちと知り合えたおかげで、私自身の考え方も広まったと思います。

その中で思うのが・・・。

障害を持つ方の中で、どこそこ出かけた先で、バリアフリーに関して熱く語る方がいます。

それはそれで別にかまわないのですが、時々気になるのが・・・。

「自分にとって使いやすいかどうか」

だけでものを言ってしまっている場合があるんですよね。

まぁ、さすがに「私個人」で言う人はほとんどいないだろうとは思うのですが、「車椅子だと・・・」「視覚障害だと・・・」のような感じで、いわゆるその障害の個別のパターンの人たちだけに「使いやすい」物を、おそらく他の方たちの不便を知らないからでしょう、「車椅子の”障害者”にはこれは使いにくい、これは使えない」と言う物言いをされる方がいるのです。

大概外で熱く語る方って、不思議と言い方が「否定的」なんですよね。「これは使えない、これじゃあだめだ。失格!」みたいな。なぜ、改善案を出さないのだろう、いいところをほめようとしないのだろう、と思ってしまいます(--;


実際車椅子を利用する方でも、脊椎損傷、脳性まひ、リウマチ、脳卒中後遺症、高齢による足腰の衰退・・・などなどいろんなパターンがありますよね。

でも、言う側も「自分たちのこと」しか知らないし、聞く側としては「この人は障害を持っているから、きっと他のさまざまな障害者のことについても精通しているに違いない」という不思議な思い込みがあって、その人が言うのがすべてだと思い込んでしまう。

それで、例えば最初にクレームをつけた人の要望にこたえて作り変えたら、今度は他の障害を持つ人からクレームが来た。なぜ?こちらは最初にクレームをつけてきた人のいうことを全部取り入れたのに?じゃあどうしたらいいっていうの!?・・・こうなっていることも多分多々あると思うんですよね。

前にバリアフリーマップ作成の仕事をしたときに、一度さまざまな状況の人の知りたい情報を集約したことがあったのですが、それを元に調査したものの、車椅子でも脊椎損傷の方は「高さ」や「幅」を重視して1cmの差にもすごくこだわっていました。車椅子ではない私にはそんなこと思ってもいなかったのですが。
反面、ドアノブや蛇口の形状にこだわる私を見て、その方は「自分は手は自由に使えるし力もあるから、そんなことが重要だなんて、考えもしなかった」と言っていました。


公共施設を作ったりする場合、おそらく各障害者団体などに意見を求めたりすることもあるのだろうと思います。でも、できることなら障害や病気、その他の不自由の枠を超えた「共通見解・共通基準」を検討する場が、あればいいのに、と思っています。

例えば、「身障者優先駐車場」も、「自分で運転してきた車椅子の人のための専用エリア」なのか、それとも内部疾患などで移動に制限がある人も停めていいのか、など、いろいろありますよね。

そういうのを、整理して、せっかくあるのに逆にそれで悲しい思いをする人がいないように(車椅子ではないけれど体が不自由で、入り口に近いところに停めたいのだけれど・・・とか、車椅子ではないけれどオストメイトだから身障者優先トイレを利用したのに、車椅子の人に罵倒されたとか)、理解を深めることができたらなぁ・・と。
件名 Re: 2005年12月 「バリアフリー!私の言いたいこと」
投稿日 : 2005/12/06 23:05
投稿者 momoko
参照先 http:// bonmomo.de-blog.jp/ra/
おっきぃさんのご意見、すごく納得してしまいました。確かに、バリアフリーはすべての障害者にとってのバリアフリーでなければいけないと思います。そのための「共通見解・共通基準」を検討する場があっても不思議ではありませんね。国ではこういう研究をしないのかしら。

 
件名 回し者ではないですが(笑)
投稿日 : 2005/12/07 18:53
投稿者 おっきぃ
参照先 http://okkie.269g.net/
あのトイレのTOTOさんが、結構面白いこといろいろやっているようですよ。

ちょっと今、手元にないのですが、TOTO山河定期的に出しているメルマガの中に、「大学と共同でトイレ内のバリアフリーに関する研究をしている」と言うものがありました。

それは、今まで手すりや便器、広さにばかりこだわり見逃されがちだった「壁に取り付けられるものの配置」・・・例えばトイレットペーパー、水洗ボタン、呼び出しボタン、ウォシュレット操作ボタンなど。これらの配置基準を「誰にでも優しいように決めたら使いやすくなるのでは?」と言う研究をしていると言うことでした。

配置が決まると、視覚障害の人も安心してトイレが使えるし、ウォシュレットの大きな操作ボタンのパネルが、どう見ても便座に座ったままじゃ届かないような変な位置に付くこと(これなぜか結構多いです・・・)もなくなるのだろうと思います。

これだけでなくても例えば、トイレの表示も、視覚障害者にわかりやすく、だけでなく、小さな子供が見ても「トイレ」「男・女」の区別が付いたり、外国の方が一目見てもわかるような表示(ピクトグラムなど)の工夫も必要ですよね。

だからこそ、障害者や病気や高齢者だけでなく、すべての人が意見を交換し、それを集約する場があればなぁ・・・と思います。
件名 Re: 2005年12月 「バリアフリー!私の言いたいこと」
投稿日 : 2005/12/08 07:15
投稿者 momoko
参照先 http://bonmomo.de-blog.jp/ra/
TOTOさんのお話おもしろそうですね。そメルマガが見つかりましたら教えてくださいね。
昨夜の毎日新聞に、東京大学で初めて、知的障害のある男性が事務局で雇用されたそうです。東大にはバリアフリー支援室というのがあって、知的障害者の雇用というのを検討したそうです。このバリアフリー支援室というところに俄然興味がわきました。
職場の近くなので、話を聞きに行ってみようかしら。
件名 国土交通省が・・・
投稿日 : 2005/12/08 08:09
投稿者 momoko
参照先 http:// bonmomo.de-blog.jp/ra/
国土交通省がバリアフリーユニバーサルデザインというのを今年の7月に発表していました。
http://www.mlit.go.jp/barrierfree/barrierfree_.html
読んでみます。
件名 Re: 2005年12月 「バリアフリー!私の言いたいこと」
投稿日 : 2005/12/10 09:47
投稿者 巴旦杏
参照先
今月は「自分にとって使いやすいかどうか」を話せるのかと思ったけどそれはだめんなんですね?
リウマチだと手がしんどいのがまだまだ知られていないから,そういうことを言いたかったです.
共通の基準に集約って言うけど国土交通省がバリアフリーユニバーサルデザインでも,やっぱり足元のことばっかりだし,てすりなんてあっても使えないのにそればっかり.
トイレでも全員に共通なんて無理だと思います.固まってる角度によったら届かないし,左右を決められちゃったらそっちがだめな方だったら困るけど,リウマチの意見は少ないから多数決で決まっちゃうんだと思います.
きまりごとが立派なほど,リウマチに不便になる気がします.
件名 Re: 2005年12月 「バリアフリー!私の言いたいこと」
投稿日 : 2005/12/10 11:26
投稿者 おっきぃ
参照先 http://okkie.269g.net/
巴旦杏さん、自分の不自由されていることでも全然OKだと思いますよ(^^)。
まずは、不自由している人のそれぞれの「使いやすさ」が広まっていなかったり、それを集約する場があまりないのが問題だと私は思います。

トイレは特にそうですよね。私も良く「いいバリアフリートイレとは?」ときかれるので、「そういうのはありません。悪いのはありますけど」と答えています。

100%完璧なものはまず難しいですよね、不特定多数の人が利用する施設になれば特に。

それこそ巴旦杏さんのいわれるように左右の配置の問題もありますし、便座の高さの問題、重度になれば「座って排泄できない人、オムツ替えの場所」の問題もあります。

大型商業施設や、駅、病院、公共施設など、複数のバリアフリートイレが設置されている(設置可能な)ところであれば、例えば「左右逆配置のトイレを設置する」ことや、「大人用の介助シートを設置する」「半数には(全部でもいけると思いますが)オストメイト対応汚物流しを設置する」などの方法で少しでも利用できる人を増やすことができると思います。

実際、そういう施設は増えてきているのですが、残念なことに「広告」されてないんですよね。
私は、サイトに載せるためにひとつの施設のすべてのトイレをみて回るのですが、例えば奇数と偶数のフロアでそれぞれ左右の配置が逆になっている、そしてそのトイレのうちの1つがオストメイト対応になっている。でもそれを知らせる張り紙や館内案内などはないんです。「身障者優先トイレ」としてしかマップにも載っていなかったり。

そういうのって、もったいないなー、と思ってしまいます。

だって、たとえば1Fのトイレを過去利用して遣えることを知っている人が、ある日利用しようとしてトイレ前まで来て「使用中」であったので、じゃあ2Fに・・・と行ってみたら左右逆は位置で「えっ!これじゃあ使えない・・・」となってしまう可能性だってあるわけです。
トイレの前に視覚障害者にもわかる触地図のようなものでトイレ内の配置を表示して、1・3・5Fのトイレはこの配置です。2・4Fは左右逆の配置です。と書いてあれば、それだけでも全然違うと思うんです。

でも、不自由していない人は意外とそういうの考えないんですよね。「各フロアにトイレあるんだから大丈夫でしょう」と思っているのかも・・・。
トイレって、切羽詰っていることが多いし、体が不自由だからこそ移動も大変なのに、移動した先のトイレはつかえない、となると・・・。

ハード面もですが、今あるハードを生かすソフト面でもいろいろ改善の余地はあるのかな・・・と思っています。
件名 Re: 2005年12月 「バリアフリー!私の言いたいこと」
投稿日 : 2005/12/20 22:00
投稿者 亜美
参照先
バリアフリーとおおきく宣伝されているバス、タクシー、電車、宿泊施設は私の地域では必ず予約が必要です。朝急に病院へ行きたい、特割で今日中ならまだ売れ残っているよってお誘い、家族とけんかして外で気分転換したいとき、当日では乗り物がないのが一番つらいです。
バリアフリー利用者になってから、腰が据わりました。それでけっこういい運が芽生えたりしました。
遠くてもバリアフリーものはほっとするし、笑顔が増えます。
皆さんが小さな親切をいっぱいしてくださってうれしいし、ありがたいけれども、宣伝だけで使えないバリアフリーっていっぱいあります。ひどいなあって思います。段差なくて広い、さりげないバリアフリーが一番うれしいですよね。

件名 そうですねぇ
投稿日 : 2005/12/26 13:23
投稿者 おっきぃ
参照先 http://okkie.269g.net/
宣伝されているバリアフリーって、なんか違うこともありますよね。

「えっ、私たちが求めている、望んでいるバリアフリーって、そうではないのに」みたいな。

私の住む鹿児島市内は低床バス、車椅子での乗り降り可能なリフト付きのものが走っていたりしますが、そのエリアは限られていて、以前養護学校に勤めていたときは「何で養護学校の近くに走らせてくれないんだろう。こういうところにこそ必要なのに」都職員たちが言っていました。ただ、傾斜の強い土地だったので(坂が多く、山の中腹のようなところ)車椅子での乗り降りに関して不安があってなのかな?とも思ったりしましたが詳しくはわかりません。

バリアフリーって、ハード面もだけれど、人の心がけ次第で、ってところもありますよね。
例えば歩きタバコとか。
私もそれで一度腕をやけどしたことがありますが、子供づれの方、車椅子の方など目線が低い場合はより不安が強いと思います。そういうところで「なぜ歩きタバコがいけないのか」を「しかられたから」とかではなくちゃんと理解してくれる人が増えたら・・・。

「設置が義務付けられているから」ではなく「みんなの笑顔が見たいから」のバリアフリーがもっと増えるといいですよね。
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